「ドラム式洗濯乾燥機を買いたいけれど、毎日乾燥まで回したら電気代がいくらになるのか不安」。共働きで洗濯物の多いご家庭から、そんな声をよく聞きます。
実は、家庭用の衣類乾燥機には電気式のほかにガス式という選択肢があります。ガス乾燥機「乾太くん」という名前を初めて聞く方も多いかもしれません。
この記事では、ドラム式の乾燥にかかる電気代と、乾太くんのガス代を、田川エリアの電気料金・プロパンガス料金をもとに1回あたりで試算します。結論を先に言うと、光熱費だけならドラム式(ヒートポンプ式)のほうが安く、時間と初期費用まで含めると見え方が変わります。どちらが得かは、ご家庭の洗濯スタイル次第です。順に見ていきましょう。
ドラム式の乾燥にかかる電気代は、実際いくら?

ドラム式洗濯乾燥機の乾燥方式は、大きく「ヒートポンプ式」と「ヒーター式」の2種類に分かれます。同じドラム式でも、この違いで電気代は倍近く変わるため、まずここを押さえておく必要があります。
ヒートポンプ式はエアコンと同じ仕組みで低温の風を使うため省エネ性が高く、パナソニックの最新機種(NA-LX129E)では洗濯から乾燥までの消費電力量が約800Wh、日立の上位機種(BD-STX130M)で約1,150Whとされています。一方、ヒーター式は電熱ヒーターで高温の風をつくるため、1回あたり1,570〜2,400Wh程度の機種が多く見られます。
これを九州電力の従量電灯Bで計算してみます。4人家族なら月の使用量は300kWhを超えることが多いので、第3段階の単価26.97円/kWhに再生可能エネルギー発電促進賦課金4.18円/kWhを足した約31円/kWhを使います(燃料費調整額は月ごとに変動するため除外)。
結果は、ヒートポンプ式で1回あたり約25〜36円、ヒーター式で約50〜75円です。「ドラム式の乾燥は電気代が高い」というイメージは、主にヒーター式の時代のもので、最新のヒートポンプ式であれば1回30円前後に収まります。
ガス乾燥機「乾太くん」とは?知らない人向けにざっくり解説

乾太くんは、リンナイが製造するガス衣類乾燥機です。洗濯機と一体になったドラム式とは違い、洗濯機の上や横に設置する「乾燥専用機」で、脱水が終わった洗濯物を移して使います。
最大の特徴はガスの火力です。5kgの洗濯物なら約52分、8kgでも約80分で乾き切ります。ドラム式は洗濯から乾燥までで100〜120分ほどかかる機種が多いので、乾燥の速さは体感でもはっきり違います。また高温の温風で乾かすため、部屋干し臭の原因になる菌を減らす除菌効果があり、タオルがふんわり仕上がる点も愛用者が口をそろえて挙げるポイントです。
「うちはオール電化だから無理」と思われがちですが、乾太くん専用の小型LPガスボンベを屋外に置いて設置できるため、オール電化住宅でも導入できます。本体価格は5kgタイプで10万円前後が目安で、別途設置工事費がかかりますが、ヒートポンプ式ドラム(20〜25万円台が中心)と比べると初期費用は抑えやすい機器です。
乾太くんの1回あたりのガス代を、田川のプロパン料金で試算

リンナイの公表値では、乾太くん5kgタイプの乾燥コストは「1回約63円」とされています。ただしこの数字は2015年度の全国平均LPガス単価をもとに計算されたものなので、いま田川で使う場合の実感とはずれがあります。そこで、今の料金で計算し直してみます。
計算の前提は次のとおりです。リンナイの公表値から逆算すると、5kgの標準コース1回で使うガスは約11MJ、体積にして約0.11㎥です。ここに、石油情報センターが公表している福岡県のLPガス平均価格(2026年、10㎥使用時の従量単価にすると約700円/㎥)をかけると、ガス代は約78円。乾太くんはモーターやファンで電気も使うので、消費電力290W×52分=約0.25kWh、電気代にして約8円を足します。
合計で、乾太くんの乾燥1回あたりのコストは約85円(福岡県平均のガス単価の場合)です。なお、LPガスは契約するガス会社によって単価が大きく異なります。福岡県内で「適正価格」とされる420円/㎥前後で契約できているご家庭なら、1回あたり約55円まで下がります。乾太くんを検討するときは、機器の性能だけでなく、ガスの従量単価をセットで確認することが大切です。
比較表で見る「1回いくら違う?」の答え
ここまでの数字を並べると、答えははっきりします。光熱費だけを比べるなら、正直に言ってヒートポンプ式ドラムのほうが安いです。
| ドラム式(ヒートポンプ) | ドラム式(ヒーター) | 乾太くん(LPガス) | |
|---|---|---|---|
| 乾燥1回のコスト | 約25〜36円 | 約50〜75円 | 約55〜85円 |
| 乾燥時間 | 洗濯〜乾燥で約100〜120分 | 同左〜さらに長め | 5kgで約52分 |
| 本体価格の目安 | 20〜25万円 | 10〜16万円 | 10万円前後+工事費 |
| 設置 | 洗濯機と一体 | 洗濯機と一体 | 洗濯機とは別置き |
ヒートポンプ式ドラムと乾太くんの差は、1回あたり約40〜50円です。毎日1回乾燥すると、年間で1万5,000〜2万円ほど乾太くんのほうが高くなります。
ただ、ここで本体価格を思い出してください。ヒートポンプ式ドラムと乾太くんの初期費用の差はおおよそ10万円前後で、これは年間の光熱費差の5〜6年分にあたります。さらに乾燥時間は毎日50分以上短くなります。数字を「1回あたり」だけで見るか「トータル」で見るかで、答えは変わってくるということです。
共働き・子育て家庭がガス乾燥機を選ぶ理由

光熱費で不利な乾太くんが、それでも共働き家庭に選ばれているのには理由があります。それは、洗濯そのものの「回し方」が変わるからです。
ドラム式は洗濯と乾燥を1台で行うため、乾燥中は次の洗濯ができません。乾太くんは洗濯機と別の機器なので、1回目の洗濯物を乾燥している間に2回目の洗濯を回せます。子どもの体操服やタオルで洗濯が1日2回になるご家庭では、夜のうちに2回転を終えて、朝にはすべて畳める状態になっています。
雨の日や冬場の部屋干しで悩む生乾き臭も、高温で短時間に乾かすことでほぼ解消されます。田川にお住まいのあるご家庭では、ご主人とお子さんがサッカーをしており、雨の日の試合で泥だらけになったユニフォームやシューズをその日のうちに洗って乾かせることが決め手になったそうです。乾燥時間が半分になるということは、洗濯物に縛られる時間が半分になるということでもあります。
迷ったら、田川なら1週間無料で試せます
カタログや試算では、ふんわりした仕上がりや「乾燥を待たなくていい」という感覚までは分かりません。実際の暮らしの中で使ってみるのが一番確実です。
田川・飯塚・筑豊エリアでLPガスを供給しているGASGASエネルギーでは、乾太くんの1週間無料レンタルを行っています。お試し期間中のガス代、貸出キットの代金、設置費用はすべてGASGASエネルギーが負担するため、費用はかかりません。オール電化のご家庭でも、レンタル用のボンベで試すことができます。
「ドラム式にするか、乾太くんにするか」で迷っているなら、買う前に1週間試してから決めても遅くありません。申し込みは下記ページからどうぞ。
まとめ
衣類乾燥機の電気代とガス代を田川の料金で比べると、乾燥1回あたりはヒートポンプ式ドラムが約25〜36円、乾太くんが約55〜85円で、光熱費だけならドラム式が有利です。一方で乾太くんは初期費用が抑えやすく、乾燥時間が約半分、洗濯機と同時に動かせるという、数字に出にくい強みがあります。
電気代を最優先するならヒートポンプ式ドラム、家事の時間と初期費用まで含めて考えるならガス乾燥機という整理になります。どちらが自分の家に合うか迷ったら、まず1週間無料で試してみてください。
試算の根拠・出典
- 九州電力「従量電灯B」料金表(電力量料金第3段階26.97円/kWh、再エネ賦課金4.18円/kWh)
- リンナイ「乾太くん RDT-54S(A)-SV」仕様(ガス消費量LPG 4.47kW、消費電力290W、5kg標準コース約52分、乾燥コスト1回約63円の算出条件)
- エネ研・石油情報センター「LPガス小売価格調査」福岡県平均(2026年)
- 各メーカー公表の洗濯乾燥機の消費電力量(パナソニックNA-LX129E、日立BD-STX130Mほか)
- ※試算はいずれも目安です。実際の料金は契約プラン、ガス単価、使用状況により異なります。
